
アニメ業界ではスタッフ不足、スタジオ不足を背景に、引き続きアニメ制作スタジオの売買収が活発だ。2026年4月、ここにまた新たにビッグプレイヤーがアニメ制作事業に進出を見据えて参入した。
ソニーグループのアニメ企画会社HAYATEがアニメ制作スタジオのLay-duceの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。子会社化して事業連携を深めることで、アニメ製作を安定的に進めることが可能になるとしている。
HAYATEは2025年3月にソニーグループのアニメ事業会社アニプレックスと海外アニメ事業会社であるクランチロールが共同出資で設立したばかりだ。
アニプレックスはすでに、アニメ企画事業、企画子会社、またアニメ制作会社A-1 Pictures、CloverWorksといった子会社を持つ。しかし、HAYATEでは、主にクランチロールのアニメ配信プラットフォームから世界に向けて発信する作品企画を目指すことで差別化されている。
クランチロールはこれまでアニメ企画部門は大きくなく、オリジナル作品も限られていた。アニプレックスの持つ国内でのアニメ企画・開発のノウハウとクランチロールが目指すグローバルをつなげた事業会社がHAYATEである。クランチロールが日本のアニメ制作スタジオに資本参加するのは初となる。
一方で、国内のアニメ制作スタジオは、引き続き現場不足が深刻である。新興のアニメ企画会社は、実際に企画を制作に結びつけるまでに時間がかかることが予想される。Lay-duceを子会社化することで、この部分で事業のスピードアップを目指せる。
Lay-duceは2013年にボンズ出身の米内則智氏が設立した。現在は東京都中野区に拠点を持つ。『マギ シンドバッドの冒険』や『群青のファンファーレ』などのヒット作の元請けを担当している。制作を通じて、これまでもアニプレックスとのつながりも大きかった。今後は、新たなかたちで関係を深めることになる。
HAYATE https://hayate-inc.co.jp/











