アルファポリスがNIAアニメーションを完全子会社化 2つめの制作子会社

提携

 ウェブサイト運営や出版事業のアルファポリスが、CGアニメーション制作のNIAアニメーションの全株式を取得して完全子会社化する。2026年2月13日の2026年3月期 第3四半期決算と合わせて発表した。
 NIAアニメーションは2021年7月に、プロダクション I.Gやサブリメイションで実績のある代表取締役の小石川淳氏が設立した。セルルックと呼ばれる2DテーストのCGアニメーションを得意とする。2026年放送・配信予定の『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』のCGパート制作などの実績がある。
 直近、2025年6月期の売上は1億8700万円。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも700万円。株式取得価額は、非公表だ。

 アルファポリスは、インターネットに大型の小説投稿サイトを保有する。そのなかの人気作品を紙・デジタルで出版、さらにコミカライズなどをするビジネスモデルを構築する。そのなかでアニメ化作品が収益を伸ばす傾向が強く、これがアニメに力を入れる理由のひとつだ。
 NIAアニメーションを子会社化することで、映像化の充実が出来るとの狙いにあるとみられる。アルファポリスは2025 年7月にも手描きアニメーション制作のWHITE FOXを完全子会社化したばかりだ。NIAアニメーションはふたつめのアニメスタジオ子会社となると同時に、2Dと3Dが揃うことで、アニメーション制作基盤の強化と映像のバリエーションが広がる。

 一方でアルファポリスは中期重点戦略として、より幅広いアニメビジネスへの参入を明らかにしている。原作の売上増加を目的にするだけでなく、アニメ製作により多くの出資することで自社のアニメ自体のビジネス事業を確立するとしている。目標は2030年3月期までにアニメ事業の利益を現在の20倍にすることだ。
 2026年以降も、自社原作のアニメ化ラインナップは豊富だ。2026年1月からは『最推しの義兄を愛でるため、長生きします!』が放送中、2026年4月からは『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』と『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』の放送が決まっている。さらに『月が導く異世界道中 第三幕』、『いずれ最強の錬金術師?』第2期、『GATE SEASON2自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり』、『Re:Monster』第2期、『勘違いの工房主』第2期も予定されている。今後もアニメとの連動、皿の自社アニメビジネスの基盤づくりは続きそうだ。

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