MAPPAの社外取締役にCloverWorks・福島祐一氏が就任

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 『呪術廻戦』 や『チェンソーマン』のアニメーション制作会社MAPPAに、2025年4月1日付でふたりの新任役員が就任した。新たに社外取締役が設けられ、そこに福島祐一氏が選任された。また執行役員として奥納基氏が選任された。
 福島祐一氏は、CloverWorks 執行役員副社長。CloverWorks、ウィットスタジオ、アニプレックス、集英社が共同出資するアニメ企画・プロデュース会社JOENの代表取締役も務める。アニメ業界の経験が長く、GONZOやA-1 Picturesを経て現職にある。企画・プロデュースを行う株式会社JOENの代表取締役も務める。
 MAPPAは2011年に設立された歴史10数年の新興スタジオである。CloverWorksはソニーグループ・ソニーミュージックの傘下のアニメーション制作会社で、2018年10月にA-1 Picturesから新設分割のかたちで立ち上げられた。共に新興スタジオとの共通点がある。
 同業他社の現役役員が社外取締役に就任するのは珍しいケースだが、制作においては常に同業他社と協力し、人員を融通し合うことの多いアニメ業界であれば納得がいく。福島氏は「第三者的な視点にはなりますが、会社や業界の発展に貢献出来るよう努めてまいります」としている。

 執行役員の奥納基氏は3DCG分野のエキスパートだ。2014年より業界でCGアニメーター、プロダクションマネージャーとして活躍してきた。2017年にMAPPAに入社し、『チェンソーマン』や『進撃の巨人 The Final Season』などの3DCGアニメーションディレクターを務める。現在は3DCG室長も務める。

 今回の異動で、MAPPAの役員は、代表取締役社長の大塚学氏を筆頭に9名体制、大塚氏のほか取締役会長に丸山正雄氏、取締役副社長に長谷川博哉氏。さらに取締役に淡輪雄介氏、籔田修平氏、細貝康介氏、そして社外取締役の福島祐一氏と瀬下恵介氏と奥納基氏の2名が執行役員だ。

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