日本のマンガ、アニメ、ゲーム、特撮といったポップカルチャーを一望し、その深層を解き明かす企画展「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」の開催期間が変更される。当初は東京・六本木の国立新美術館にて2020年7月8日から9月22日までを予定していたが、開幕が8月12日と約1ヵ月先送りになる。終了も11月3日と1ヵ月半後ろ倒しになる。
会期の変更は、新型コロナウィルス感染拡大の対策の影響を受けたもの。会場となる国立新美術館は2月29日より臨時休館入り、再開は6月24日となる。この間に予定されていた展覧会で中止、延期が出たことで、その後に予定されていた「MANGA都市TOKYO」のスケジュールも再調整された。
企画は2018年にフランス・パリで実施された「MANGA⇔TOKYO」を新たなかたちで紹介する凱旋展示である。最初の開催時期は東京オリンピックとも合わせられ、訪日外国人もターゲットにしていたが、当面は国内の観客が中心となりそうだ。
また当面は金曜日、土曜日の夜間開館は行われない。展示にまつわる関連イベントも期待されるが、今後の発表となる。大型企画展だけに内容も期待されるだけに、告知に注意したい。
「MANGA都市TOKYO」以外でも、全国でアニメ関連の企画展覧会の中止や延期は相次いでいる。大きなところでは4月18日から6月21日に青森県立美術館で開催を予定していた「富野由悠季の世界:ロボットアニメの変革者(イノベーター)」大幅に延期される。展覧会巡回で後に予定していた富山県美術館、静岡県立美術館で開催後の、今年度中での実施で調整中とのことだ。
また岡山県立美術館で予定していた「高畑勲―日本のアニメーションに遺したもの」は、当初の4月10日スタートを4月29日に変更後、さらに延期、現在は当面延期とだけし、新たな日程は発表されていない。
「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」
https://manga-toshi-tokyo.jp/