アニメーションビジネス・ジャーナル

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　フジテレビとブロックチェーンゲーム開発やソリューションサービスのMETAX-FZCOが、新作アニメ『Dark Machine』を製作する。2024年7月27日、米国サンディエゴ市で開催された「コミコン・インターナショナル」の場で発表、その場でティザーPVも披露された。
　『Dark Machine』は近未来を舞台したＳＦバトルのe-スポーツゲームで、参加メンバーがチームを組んでダークエナジーを奪い合う。今年3月にゲーム製作が明らかにされている。クリエイティブプロデューサーに「コードギアス」シリーズの谷口悟朗氏、リードデザイナーを天神英貴氏が務める。
　今回は、ゲームに連動するかたちでアニメ製作もされることが分かった。いくつものメディアを横断した大掛かりなプロジェクトになりそうだ。

　アニメ化にあたっては、「ノイタミナ」や「+Ultra」でアニメ企画に経験が深いフジテレビがMETAX-FZCOと手を組む。またゲームに引き続き、谷口悟朗、天神英貴の両氏もアニメ企画に参加する。
　さらにアニメーション制作を『地球外少年少女』や『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』などで評価の高いProduction +h.が担当する。制作はすでに始まっており、本作では『Dark Machine』の世界観やeスポーツとして没頭するキャラクターたちの思いを描きだすという。

　METAX-FZCOは2023年1月にドバイで設立されたインターネットでのコンテンツ事業会社である。日本のゲーム業界で経験ある村越隆氏らが経営に参加する。特にブロックチェーンゲームやNFTなど新世代の技術の取り入れを得意としている。
　今回は「ゲーム×テクノロジー」に続き、アニメもプロジェクトも掛け合わせることになった。アニメ『Dark Machine』のプロジェクトを進めるのにあたり製作委員会が設立され、METAX-FZCOはその幹事会社も務める。
　アニメのリリース時期、リリースメディアは今回発表されておらず、今後の情報はSNSなどで随時発信する予定だ。発表の場にサンディエゴ・コミコンを選んだことで、グローバルなプロジェクトを目指しているとみられる。