フジテレビがライセンスビジネスの新会社設立「ガチャピン・ムック」など展開

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 フジテレビとその持株会社であるフジ・メディア・ホールディングスは、2024年10月1日付けで共同出資の新会社フジ・コンシューマ・プロダクツを設立した。資本金は5000万円、フジテレビが80%、フジ・メディア・ホールディングスが20%を出資する。
 ライセンスビジネスに関わる企画営業、開発・調達、マーケティング、クリエイティブ制作などを目的としており、フジテレビとマスターライセンス契約を締結する。まずはフジテレビが保有するキャラクター「ガチャピン・ムック」、それに「チャギントン」を中心に取り掛かるとしている。
 ガチャピン、ムックは、フジテレビの往年の人気子ども番組『ひらけ!ポンキッキ』から誕生したキャラクターで、現在も幅広い人気を誇る。チャギントンはイギリス生まれのテレビアニメーションで、鉄道を擬人化したキャラクターでお馴染みだ。日本での権利をフジテレビが持っている。

 新会社の目的は、ライセンスビジネスの強化だ。同社ではこれまでは編成総局ビジネス推進局ライツ事業部が、放送番組や映画、アニメ、イベントなども含めて関連ビジネスを担当してきた。今後、市場と事業規模の拡大が期待出来るとするが、そのためには専門性を有した人材による専門会社が必要だと判断した。フジ・コンシューマ・プロダクツは、ライツ事業部と連携して利益を拡大を目指す。
 ライセンスビジネスの専門的なノウハウを有する人材確保、メーカーや流通に向けた施策強化、これまでより枠組な大きなビジネススキームの確立も目標だ。将来的には幅広いIPの展開を視野に入れる。

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