ADKエモーションズ代表取締役社長に柴田邦彦氏 現スタジオKAI、NAS社長
- 2024/3/1
- 人事・組織改編
アニメ企画・製作のADKエモーションズの代表取締役社長に、柴田邦彦氏が昇格する。2024年2月28日に発表された。柴田氏は現在、取締役コンテンツ事業本部長で、子会社でアニメ企画・管理の日本アドシステムズ(NAS)、アニメーション制作のスタジオKAIの代表取締役社長も務めている。3月26日に定時株主総会、取締役会を開催して、正式決定する。
現代表取締役社長の野田孝寛氏は代表取締役会長に昇格、また取締役の和田修治氏が取締役コンテンツ事業本部長に異動する。
スタジオKAIでも、3月28日付けで社長交代する。柴田氏が取締役に異動、取締役の大芝賢二氏が代表取締役社長に昇格する。取締役は麻生一宏氏、木村和広氏、古谷大輔氏、さらに沖永賢吾氏が新たに加わる。
ADKエモーションズはADKグループの中核会社のひとつで、アニメを中心に企画・製作・販売などのプロデュース会社である。ライセンスマネジメントを得意とする。アニメビジネスのスタートは1963年まで遡れる。現在の会社は2018年のグループ再編で、アニメ事業会社として設立された。
取扱い作品は『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』、『ベイブレード』、『テニスの王子様』などがある。時代を超えて愛される作品に強みがある。一方でコアファン向けのタイトルも多い。
子会社にはアニメ企画・製作の日本アドシステム(NAS)、スタジオ櫂、アニメーション制作のエイケンもある。スタジオ櫂は2019年に設立、アニメスタジオGONZOの制作事業を継承して誕生した。エイケンは老舗のアニメーション制作会社で『サザエさん』でお馴染みだ。
また2014年に三菱商事系のアニメ会社ディーライツを子会社化、2018年には吸収合併している。このため旧ディーライツ系の作品も多く取り扱う。