映像関連事業大手のIMAGICA GROUPは、2024年4月1日付の同社の代表取締役社長の交代を発表した。またグループ会社でアニメーション制作大手のオー・エル・エム(OLM)でも、同日付で代表取締役が交代する。
IMAGICA GROUPでは現代表取締役社長 社長執行役員の布施信夫氏に替わり、現執行役員の長瀬俊二郎氏が就任する。布施信夫氏は取締役に異動する。
長瀬俊二郎氏は1978年生まれ、2012年にイマジカ・ロボット ホールディングス(現IMAGICA GROUP)に入社、米国子会社のSDI Media Groupのディレクターなどを務めた。2022年よりロボット代表取締役社長、イマジカ・ライヴ 代表取締役社長、IMAGICA GROUP取締役執行役員に就いている。
OLMでは代表取締役社長の奥野敏聡氏は取締役となり、取締役副社長の釜秀樹氏が新たに代表取締役社長に就任する予定だ。奥野氏はIMAGICA GROUPの執行役員 映像コンテンツ事業(アニメ担当)からも退任し、釜秀樹氏がこれを引き継ぐ。
OLMは1994年に設立されたアニメーション制作会社で、『ポケットモンスター』や『妖怪ウォッチ』などの人気作品を多数制作してきた国内を代表する総合アニメスタジオである。2016年にイマジカ・ロボット ホールディングスの子会社となった。
デジタル技術の導入や海外展開にも積極的で、オー・エル・エム・デジタル、OLM Asia SDN BHD(マレーシア)、Sprite Animation Studios(米国)などを抱える。
奥野氏はOLMの創業メンバーで1994年からおよそ30年にわたり代表取締役を務めてきた。OLMの子会社各社の代表取締役、取締役も務めているが、IMAGICA GROUPは主要子会社の役員人事については2024年2月29日に開示するとしている。