任天堂・社外取締役に米国大手映画会社CEOのクリス・メレダンドリ氏

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 ゲーム大手の任天堂は2021年5月6日に、21年3月期の決算発表をした。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調やゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』の大ヒットもあり、業績は急拡大している。
 連結売上高は1758億9100万円と34.4%増、営業利益は64063億円(81.8%増)、経常利益は6789億9600万円(88.4%増)、当期純利益は4803億7600万円(85.7%増)。純利益は過去最高となった。

 また6日には、社外取締役の新任候補者として米国の映画製作会社イルミネーション・エンタテイメントのCEOのクリス・メレダンドリ氏を提案すると発表した。メレダンドリ氏は同社の創業者で、「怪盗グルー」シリーズなどCGアニメーションの世界的ヒット作のプロデューサーとして知られる。
 イルミネーションはNBCユニバーサルの子会社で、メレダンドリ氏は2016年にNBCユニバーサルが買収したドリームワークス・アニメーションも合わせた2つの製作会社を統括する。 任天堂はイルミネーションと「スーパーマリオブラザーズ」の映画化を進めており、またユバーサルスタジオを通じてNBCユニバーサルともつながりが深い。

 好業績の一方で今後の任天堂の経営の課題になるのは、これまでたびたび繰り返されてきたハード機やソフトのヒットの有無による業績の波の大きさの克服である。安定経営が求められるが、鍵となるのがゲームで培ってきたキャラクター、ブランドの活用である。
 ユニバーサル・スタジオでのキャラクターの活用や劇場映画もこれにあたる。テーマパークでは3月18日にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に建設費600億円超を投じた「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンしたばかり。任天堂のコンセプトエリアは今後も海外のユニバーサル・スタジオにも展開する予定だ。イルミネーションとのつながりの深まりは、劇場映画でも継続的な事業が期待出来る。ゲーム以外の場所での任天堂のブランドとキャラクターに接する機会が増やす方向性はより強化されそうだ。

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