ADKグループのアニメ・キャラクター事業会社ADKエモーションズが、2019年10月1日付で機構改革を実施した。コンテンツ事業本部の組織を再編し、部署名が改称された。
部署名では、まずコンテンツ事業本部のコンテンツビジネス局をドラえもん事業局に改称する。ADKエモーションズの主要コンテンツである「ドラえもん」重視と、さらなる強化を打ち出した。事業局長はコンテンツビジネス局長であった野崎裕子氏が引き続き担当する。
バンダイはチーフガンダムオフィサーを設けたり、東映アニメーションが「ドラゴンボール」シリーズ専任の第三映像企画部は2018年に設立した例はある。しかし大手企業が事業局名にキャラクターの名前を押し出すのは珍しいだろう。
この他、同じコンテンツ事業本部のコンテンツ営業局をIP事業局に、ライツ事業局はライツビジネス局に、MDビジネス開発局はビジネス開発局に名称変更する。IP事業局長に志村章氏、ライツビジネス局長に大矢篤志氏、ビジネス開発局長に田中浩一郎氏。
さらに事業本部には新たに2つの局が設けられる。海外事業局と IPプロデュース局である。ADKエモーションズが海外ビジネス展開と、新規コンテンツ創出に今後注力したいとの方針が現れた。海外事業局長は冨永二郎氏、IPプロデュース局長は鶴崎りか氏が就任した。