アニメと特撮の文化継承を目的とする特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)は、組織の理事を新たに増員した。2024年1月25日に、4名の理事を新たに選任した。選任されたのは浅沼誠氏、岩上敦宏氏、高橋望氏、三池敏夫氏である。
浅沼誠氏はバンダイナムコフィルムワークス代表取締役社長、岩上敦宏氏はアニプレックス社長、高橋望氏はスタジオジブリや日本テレビで数々の映画を手がけたベテランプロデューサーである。アニメ分野での幅広い協力を期待出来る布陣となっている。
また三池敏夫氏は、特撮美術監督の第一人者。『シン・ウルトラマン』、『シン・ゴジラ』、『巨神兵東京に現わる』などの代表作がある。4名は、アニメと特撮の両方扱うATACらしい人材だ。
法人を運営する役員理事は、これまでに理事長・庵野秀明氏、副理事長を氷川竜介氏と樋口真嗣氏が務めている。新たな理事が加わることで、組織はより堅固になりそうだ。
ATACは、国内で制作されたアニメーションと特撮を記録することを目的に2017年に設立された。アニメーション制作の際に使用された素材や機器、特撮のミニチュアをはじめ幅広い資料の保存を目指す。
保存はさらに関連資料やオーラルヒストリーなどにも及び、保存だけでなく、その活用もする。これまでに展示会の企画や展覧会への資料の提供、資料の編纂など様々な活動をしている。
特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構
https://www.atac.or.jp/