一般社団法人 日本動画協会は、2021年3月26日より公式サイトにて「アニメ産業レポート2020 サマリー(英語版)」を公開した。この冊子は2020年11月に協会から刊行された『アニメ産業レポート2020』の「サマリー(日本語版)」を英訳したものになる。
要約版ではあるが本文は見開きも含めて10ぺージ以上、図表も十数点とまとまったボリュームだ。前年比15%と高い成長率を示したアニメ市場の推移をはじめ、テレビ番組や映画、配信、ビデオソフト、商品化などの各分野別の数値を明らかにしている。ダウンロードは無料で、誰でも自由にダウンロード可能だ。
レポート本編は本文108ページのほか折り込み図表、2019年アニメ全作品 年間パーフェクト・データなどさらに詳しい情報を掲載している。さらに日本動画協会は毎年、日本語版サマリーに加えて、英語版サマリーを刊行している。基本情報は広く公開することで、業界への理解を深めてもらうのが目的だ。
さらに本編は英語では現在刊行されていない。このためこのサマリー(英語版)が日本のアニメ産業の数値を示す対外的な貴重な資料・データとなっている。これまでも多くの海外レポート、メディアでその調査結果が引用されている。今回の最新版サマリーも様々なシーンで、数値、解説が活用されることになりそうだ。
Anime Industry Report 2020 Summary
https://aja.gr.jp/english/japan-anime-data