「楽園追放」公開から10年、続編制作発表 監督・水島精二×脚本・虚淵玄

楽園追放 心のレゾナンス

 東映アニメーションは、2024年1月27日にインターネット上で開催された新作ラインナップイベント「Virtual Anime Fes」内にて、劇場アニメ『楽園追放 心のレゾナンス』の制作決定を発表した。発表と合わせて、ティザーPVとキービジュアルも公開している。
 本作は2014年に公開され大きなヒットになった『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の10年越えの続編となる。監督には水島精二、脚本は虚淵玄、キャラクターデザインに齋藤将嗣、音楽にNARASAKIと『楽園追放』を支えたスタッフが、再び集結する。時代を超えたあらたな感動を呼び起こしそうだ。

 前作『楽園追放』は、フルCGの技術でセルルックのキャラクターを魅力的に描き出す映像の作品として話題を呼んだ。現在では、広く普及する手法だが、2010年代初めはフルCGでいかにカワイイを表現するか試行錯誤していた時代だ。本作は、そのブレイクスルーのひとつとなった。
 技術への挑戦は、『楽園追放 心のレゾナンス』でも期待出来そうだ。今回の発表の舞台となった「Virtual Anime Fes」は、東映アニメーションの新規事業Onn’on Studiosによるプロジェクトで、VR空間を用いた新作ラインナップイベントという新たな試みだ。イベントには水島精二監督、虚淵玄氏、それに野口光プロデューサーのが出演している。新作に対する意気込みも感じられる。

 『楽園追放』は地上文明が崩壊した未来というSF的な舞台で、捜査官アンジェラと地上捜査員ディンゴが謎のハッカーフロンティアセッターと世界の秘密を追うという作品。2014年に公開当時は13館と限られた規模だったが、11万人以上を動員した。さらにBlu-rayとDVDを合わせて7万本以上売り上げるなど、ファンからの熱い支持を得た。
 『楽園追放 心のレゾナンス』は、前作と同様の完全新作劇場アニメーションとなる。『楽園追放』のさらに先にある新たな物語を描くという。

『楽園追放 心のレゾナンス』
https://rakuen-tsuiho.com/ 

監督: 水島精二
脚本: 虚淵玄(ニトロプラス) 
キャラクターデザイン: 齋藤将嗣
音楽: NARASAKI

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. AnimeCanvas
     2024年5月23日、ソニーグループは都内で「ソニーグループ 経営方針説明会」を開催した。代表執行…
  2. AnimeJapan2024
    ■凝った企業ブースが脱コロナ禍を演出  2024年3月23日から26日まで、東京都内で日本アニ…
  3. 第2回国際アニメーション映画祭
     新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月15日から20日までの6日間、新潟市内各所の会場で開…
ページ上部へ戻る