アニメの楽しさを武蔵野市から発信する「第2回アニマン祭」が、2024年2月11日と12日の2日間開催される。会場はJR中央線・西武多摩川線武蔵境駅から2分の武蔵野スイングホール。アニメの上映とトークライブから構成する。
第2回となる2024年は「J.C.STAFFの歴史を作った傑作たち ~セレクト上映&トークライブ~」と題して、地元の老舗のアニメスタジオであるジェー・シー・スタッフ (J.C.STAFF)にフォーカスした企画とした。J.C.STAFFの歴史を築いた傑作をセレクト上映するほか関連トークライブも予定している。
イベント主催の「アニメノマンガノムサシノ」は、武蔵野商工会議所と一般社団法人武蔵野市観光機構が武蔵野市をアニメとマンガの街としてその魅力を発信するプロジェクトだ。「アニマン祭」はその集大成と位置づけられている。
J.C.STAFFは竜の子プロダクション、キティ・フィルムのプロデューサーを務めた宮田知行が、1986年に東京都三鷹市に設立した。演出部から作画、美術、仕上、CG、撮影部までの一貫した制作体制を持ち、現在の社員数は約200名にもなる。日本を代表する総合アニメスタジオのひとつだ。
創業初期は、OVAと呼ばれるビデオ向作品が中心にアニメ制作をしていた。80年代末から90年代にかけて一世風靡したOVAの中心的な存在だ。制作タイトルのなかには、『妖刀伝』など数々のヒット作、話題作がある。
1995年にはテレビシリーズ『少女革命ウテナ』を制作、スタジオの名前をいっきに広めた。その後も『バクマン。』、『食戟のソーマ』、「とある」シリーズなどのヒット作がある。
今回の上映作品は、初期の代表作『妖刀伝 劇場版』デジタルリマスター版、『少女革命ウテナ』、『ハチミツとクローバー』、『食戟のソーマ 豪ノ皿』、『あずまんが大王 THE ANIMATION』、『とある科学の超電磁砲』、『ハイスコアガール』、『灼眼のシャナ』、『ゼロの使い魔』、『とらドラ!』。ラインナップからも、J.C.STAFFの生み出してきた作品の凄さが分かるだろう。
上映は4部構成として、それぞれゲストトークも予定している。第1部「誕生編―OVAの時代―」には『妖刀伝 劇場版』プロデューサーでJ.C.STAFF代表の宮田知行代表が出演する。
第2部「転機編―変化と成長のステップ―」、第3部「ヒット作編 ―心震える名シーン―」、第4部「ヒロイン編 ―魅力溢れるヒロインたち―」では、J.C.STAFFチーフプロデューサーの松倉友二氏が登壇。第4部ではスペシャルゲストとして『灼眼のシャナ』、「ゼロの使い魔」シリーズで活躍した声優の釘宮理恵さんと日野聡さんも参加する。トークのファシリテーターは、アニメ評論家の藤津亮太氏が務める。
いずれも入場は無料で、参加は公式サイトの応募フォームより事前に申し込む。応募者多数の場合は抽選になる。
J.C.STAFFの歴史を作った傑作たち ~セレクト上映&トークライブ~
https://animan634.com/
2024年2月11日(日/祝)・2月12日(月/振替休日)
開催場所:武蔵野スイングホール
J.C.STAFF公式サイト http://www.jcstaff.co.jp