東京西部に位置する武蔵野市は、商業集積エリアの吉祥寺を中心に落ち着いた住宅が広がっていることで知られる街だ。首都圏でも有数の住んでみたい街にもなっている。
同時にクリエイティブの活動が活発な地域としても有名だ。数多くのマンガ家やアニメ関係スタッフ、クリエイターを多く住んでいる、アニメやマンガの関係会社が多くある。スタジオ4℃、スタジオディーン、タツノコプロ、SILVER LINK、ジェー・シー・スタッフ、プロダクション I.G、ぴえろ、スタジオポノック、WIT STUDIOなど有名スタジオだけでも目白押しだ。
武蔵野市や地域の団体はこうしたアニメやマンガとのつながりを活かし、「アニメとマンガの街」として情報発信をすることになった。観光推進や地域の活性化を目指す。武蔵野市は市の産業振興計画で、コンテンツ産業を活かした事業連携は重点事業として位置づけている。これに経済団体と観光振興団体が協力する。
まずは武蔵野商工会議所と武蔵野市観光機構が、2022年11月よりアニメ制作会社、漫画家、クリエイターらと連携するイベントを実施する。情報発信も開始する。
プロジェクトのメインビジュアルは市内在住の漫画家・イラストレーターの江口寿史が担当。プロジェクトロゴはグラフィックデザイナーの上杉季明と武蔵野市ならの豪華な顔ぶれになった。
また公式ホームページを11月中旬にオープン、公式Twitterも同時期にスタートする。公式サイトでは武蔵野市在住のクリエイターインタビューから、アニメスタッフが薦めするお店、また書店やアニメグッズショップの「武蔵野市売れ筋情報」などを発信する。さらにインターネットラジオ「ラジオ アニマンムサシノ」をYouTubeやPodcastで発信する。
イベントはタツノコプロの協力で2023年1月 27日に武蔵野市民文化会館大ホールでアニマン祭「タツノコプロ創立60周年記念 アニメ上映会&ミニライブ」が開催される。タツノコプロ制作のアニメ上映やアニメ歌手でお馴染みのささきいさお、堀江美都子のミニライブを予定する。
アニメ・マンガファンにはお馴染みの武蔵野市だが、積極的な情報発信で「武蔵野市=アニメ・マンガの街」の認知が広がりそうだ。
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