新たなサイボーグ009を徹底カバー、「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」公式ガイドブック発売
- 2016/12/8
- 本の紹介
1964年にマンガ連載をスタート、その後、数々の映像化を重ねた石ノ森章太郎の『サイボーグ009』が2016年に新たな作品として蘇った。総監督に『攻殻機動隊 S.A.C.』や『東のエデン』の神山健治、監督に柿本広大、キャラクターデザインに『楽園追放 -Expelled From Paradise-』の齋藤将嗣を迎えた『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』だ。
劇場映画3部作として、第1章が11月25日から、第2章が12月2日から、そして第3章が12月9日からと怒涛の連続公開になっている。2012年の映画『009 RE:CYBORG』に続き、全編をCGアニメーションで描き切ったのも話題だ。今回はSIGNAL.MDとOLM Digitalがアニメーション制作を手がけた。
『サイボーグ009』には数々の傑作アニメが存在するが、『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』はこれまでと何が違い、何が引き継がれているのか?そんな作品の疑問に答えるのが、12月9日に発売される『「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」 THE COMPLETE』だ。
本書は作品の公式ガイドブックとして、作品の魅力とその世界を余すことなく届ける。なかでも公式ガイドブックならの豊富なビジュアルが見どころになっている。第1章から第3章までをストーリーと共に、文字どおり完全カバーする。また、本作の特徴になっている現代風に生まれ変わったキャラクターデザインも齋藤将嗣の解説と伴にたっぷり見せる。
作品制作の裏側や世界観を知るには、スタッフのインタビューや対談が面白い。総監督・神山健治と監督・柿本広大の対談を筆頭に、CG、脚本、音楽、キャラクターデザイン、声優陣まで、多方面から作品を眺めることで、映画だけでは分からなかった作品の思わぬ面が浮かび上がる。
1966年から現在までのアニメ作品の紹介もあり、2016年の“今”の『サイボーグ009』を知る最良の一冊になった。
「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」 THE COMPLETE
(角川書店) 編:ニュータイプ 監修:石森プロ B5判/128P
発行: KADOKAWA
発売日:2016年12月9日
定価(税込): 2700円
http://shoten.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=321608000509
『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』
http://www.cyborg009.jp/