バンダイナムコグループは、「ガンダムメタバース」を2023年10月6日から10月17日まで期間限定で日本と米国で期間限定オープンすると発表した。同社の社内横断プロジェクト「ガンダムメタバースプロジェクト」の最新の展開となる。
発表は2023年9月15日に開催した「ガンダムカンファレンス AUTUMN 2023」の目玉のひとつである。イベントではこのほかガンダムシリ-ズの新たな映像展開情報などが明かされた。
バンダイナムコグループは2022年に発表した中期経営計画の主要な戦略として、メタバースを新たなエンタテイメント領域へ参入として掲げている。メタバースに向けて3年間で150億円を投資する計画だ。「ガンダムメタバース」は、その第1弾と位づけられている。
ガンダムメタバースの役割は、“ガンダム”を通じたファン同士のコミュニケーションを促進し、バンダイナムコグループがファンと共創していく場としている。
10月6日の限定オープンでは、いくつかの空間と機能、エンタメコンテンツが用意される。メタバースのメイン空間は3Dでガンダムの世界観で構築され、参加者はアバターを使って移動し様々な作品にアクセスすることが出来る。
またファンの制作したガンプラの写真や生成したCG を展示する「UGCミュージアム」、ガンプラが購入できるECショップなどが並ぶ。ライブ空間では、ガンダム作品にゆかりのアーティストによるメタバースライブも実施される。
メタバースに参加するための事前登録もすでに始まっている。今回が限定オープンとしているが、本格始動に向けたファンの反応やニーズ、技術的な課題の確認といったテストの狙いもありそうだ。
バンダイナムコグループでは、今回の取り組みを踏まえた機能改修とコンテンツアップデートに取り組むとしている。また将来的な個人間取引やNFT、UGC活動の支援も目指すとしている。未来型の新しい仕組みや技術を集めたエンタテイメントプラットフォームの役割も期待されているようだ。
ガンダムメタバースプロジェクト
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