東宝×集英社「少年ジャンプ+」が短編コンテでコンテスト、大賞は実写映画化

東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト

 映画会社最大手の東宝と集英社の「少年ジャンプ+」編集部は手を組んで、ユニークな映画アイデアのコンテスト「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」を開始する。映画のアイデアだし使用するのは、「少年ジャンプ+」編集部が企画・立案した映像コンテンツのコンテ作成アプリ「World Maker」である。
 応募者は「World Maker」で映像コンテを作成、それを「World Maker」のプラットフォームに公開するだけで応募が完了する。作品のテーマに制限はないが、すでに商業発表された作品は審査対象外、二次創作作品は応募出来ない。11月12日までエントリーを受け付け、2023年12月下旬に結果を発表する。

 応募された作品は映画『キングコング:髑髏島の巨神』などで知られる大物監督のジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督、東宝開発チーム、「少年ジャンプ+」編集部が審査を務める。ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督はレジェンダリーピクチャーズとバンダイナムコフィルムワークスが共同制作する実写映画版『機動戦士ガンダム』の監督も決定している。また大賞に選ばれると50万円の賞金が贈られるほか、東宝により実写映画化もされる。かなりビッグな企画だ。
 集英社と東宝は、映画監督や脚本家を志望者の面白いアイデアやストーリーの発掘を目指している。より手軽で新しいサービスで幅広いアイデアの応募を期待する。

 「World Maker」は「少年ジャンプ+」編集部が企画・立案したスマホアプリである。2023年7月12日にサービスを開始した。スタートから2ヶ月ですでに約3万もの作品が制作されている。
 制作工程はとても簡単だ。用意された600万種類以上のパーツをイメージに合わせて選択し組み合わせ、さらにセリフを入力することで簡単にマンガネームが制作出来る。さらに直近で映像コンテ制作機能が追加された。こちらはカメラワークを設定することで、動画のコンテをつくることが出来る。今回のコンテストはこの新機能の告知も兼ねているようだ。

「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」
https://worldmaker.app/info-contest/toho

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. MIFA東京都ブース2023
     東京都がこの10月、11月に、アニメーション分野で海外進出を目指す企業や個人事業主に向けた連続セミ…
  2. 新潟国際アニメーション映画祭
     2023年3月に第1回が実施され好評を博した「新潟国際アニメーション映画祭」の第2回開催が、このほ…
  3.  日本のアニメが国内外で人気を博する一方で、アニメーション制作の現場の疲弊が進んでいる。慢性的な人材…
ページ上部へ戻る