ディズニープラス、「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」や「東リベ」天竺編を23年後半~24年配信

ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-

 日本でもユーザー数とシェアを伸ばしている映像配信プラットフォーム大手の「ディズニープラス」が、2023年後半から24年に向けた日本アニメなどのラインナップを明らかにした。アジア太平洋地域の新作ラインナップの一環だ。
 アニメ関連では、「聖夜決戦編」がディズニープラスでもすでに大人気の『東京リベンジャーズ』の新シーズン「新天竺編」が挙がった。「聖夜決戦編」はディズニープラスでの独占性の高い配信となったが、引き続き目玉タイトルとなりそうだ。「新天竺編」では主人公の花垣武道(タケミチ)が、黒川イザナ率いる天竺の間で勃発した東京卍會最大そして最後の抗争の中で過去に起こった悲劇を食い止め、現代を救えるかが見どころになる。

「新天竺編」

 ディズニープラスらしい作品と言えば、『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』だろう。すでにディズニープラス作品として製作が明らかにされていたが、改めて2023年後半から24年の作品としてラインナップした。
 目玉は実写で描く現実世界パートとアニメで描く異世界パートのふたつの映像表現が融合されることだ。オリジナリティたっぷりのファンタジー・アドベンチャーの意欲作は、全体の監督を萩原健太郎、アニメーション監督を大塚隆史が務める。
 他人と違う自分に生きづらさを感じてきた女子高生・ナギ役を中島セナ、異世界からやって来た少年タイム役を奥平大兼が演じる。ふたりは2つの世界を襲う危機に立ち向かってゆく。

 この他、このシーズンには手塚治虫の代表作『火の鳥』をSTUDIO4℃がアニメ化する『PHOENIX: EDEN 17』がある。実写作品では宮藤官九郎が企画の『季節のない街』、山本周五郎の小説『季節のない街』の映像化だ。実写ではサイコスリラー『ガンニバル』が好評を博しており、今後も活躍が期待されている。
 世界的にはユーザー数の伸び率の低下も指摘される映像配信プラットフォームだが、アジア太平洋地域については今後も高い伸びが期待される。むしろ成長分野として各プラットフォームは、地域独自コンテンツの獲得に積極的だ。ディズニープラスの充実したラインナップも、そのひとつと見ていいだろう。

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