ギャザリング、デジタル作画専門の子会社を横浜に設立

ファイナンス決算

アニメ企画・制作の持株会社ギャザリングホールディングスが、新しいアニメ制作スタジオを立ち上げた。2016年12月1日付で、株式会社レスプリを横浜市神奈川区鶴屋町に設立した。アニメーション制作能力の強化を目指す。
代表取締役には、ギャザリング株式会社の取締役・清水香梨子氏が就任、また取締役を月見里智弘氏、ギャザリングホールディングス代表取締役である戸田和宏氏が務める。

ギャザリングホールディングスは、2016年8月にショートアニメやCG制作で実績のあった株式会社ドメリカをグループ会社したばかり。新会社の設立で、ギャザリング、Karasfilms、ドメリカ、そして新たにレスプリの4社を統括することになる。
ギャザリングは2009年に戸田和宏氏により設立された。『ガンダムさん』や『ケロロ軍曹』(2014年)などのショートアニメを得意としている。テレビシリーズやウェブ、CMなどでショートアニメのニーズが増加しており、そうした波に乗り事業を拡大している。

デジタル作画は、紙と鉛筆で描いてきた動画・原画などの作画パートを新たにタッチペンとデジタルタブレットに置き換えるものだ。アニメーション制作のデジタル化が進むなかで、制作の効率化が実現できるとして新たに導入する動きが広がっている。
とりわけ今回、レスプリがスタジオを横浜に設けるのが注目される。これまで作画スタジオは、原画、動画の搬送の利便性から東京西部地域に拠点を構えることが多かったからだ。デジタル作画はネットを通じたデータでのやりとりが可能になるため、他の制作会社やスタジオとの距離を問わない。デジタル作画スタジオを、これまでとは異なる地域、地方に持つケースは今後も増えそうだ。
またデジタル作画の人材は、まだまだ数が少ない。本格スタートは、比較小規模なスタジオからとなると考えられる。そうした点でギャザリングホールディングスとレスプリの試みが注目される。

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