2023年10月2日、エンタテインメント事業のハピネットは、アニメーション制作やキャラクターライセンス事業のギャザリングホールディングスに出資したと明らかにした。出資比率や株式取得金額などは、公表していない。
ギャザリングの持つアニメビジネスのノウハウとハピネットグループの事業を合わせることで、IP ビジネスの展開を拡大するのが狙いだ。
ハピネットは玩具、映像・音楽ソフト、ゲームソフトなどンタテイメント商材の中間流通の大手として知られる。近年はエンタテイメントビジネスの川上から川下までを目指して、積極的な事業拡張を続けている。
2020年には映画企画・製作、配給、宣伝のファントム・フィルムを買収(現在ハピネットファントム・スタジオに承継)、映像ビジネスに本格進出した。また今年6月には、キャラクターグッズ開発・販売のブロッコリーを連結子会社化している。
ギャザリングホールディングスの出資により、アニメーション制作機能へもアクセスが広がる。ワンストップ型のエンタメ企業を目指すことになる。
ギャザリングは2009年に、コンテンツ製作と著作権ビジネスの事業会社として立ち上げられた。その後、2016年にデジタル作画を中心とするアニメーション制作のレスプリ、2018年にCGアニメ制作のモンスターズエッグを設立している。制作作品には、『ぐでたま』、『こぎみゅん』などがある。