東京おもちゃショーが4年ぶりに一般公開、国内外149社が出展

企業ニュース

 毎年6月に日本玩具協会が主催する「東京おもちゃショー」が、今年は2023年6月8日から11日まで4日間開催される。東京ビッグサイトの西ホールの1~4を使用する予定だ。
 国内最大規模の玩具見本市として知られる「東京おもちゃショー」だが、60回目を迎える今年は4年ぶりに一般客も入場できるパブックデー実施が大きなニュースだ。2020年はコロナ禍の影響を受けて開催中止、21年と22年は、参加者をビジネス関係者だけに限定していた。コロナ対応が進む中で、「東京おもちゃショー」も、平常復帰を目指す。
 パブリックデーは4日間のうち土曜日、日曜にあたる10日、11日の2日間で、入場は中学生以上 1500円(税込・こども商品券300円含む)、小学生以下は無料だ。

 「東京おもちゃショー」の主要な役割は、国内外の玩具関係者に向けたビジネス見本市である。コロナ禍以外でも一般入場を設けていない年もあった。一方で最新のおもちゃを子供や一般の人たちに向けてアピール側面も重視されている。
 今年は企業出展が前年の96 社(国内:93社、海外:3社)から、149社(国内:110社、海外:39社)と大きく増える。来場者数はバイヤー約2万人を含む約9万人を見込んでいる。出品おもちゃ総数も前年の2万点より大幅に多い3万5000点となる。華やいだ雰囲気も一挙に取戻しそうだ。

 「東京おもちゃショー」に合わせて、その年の玩具業界を代表するおもちゃを選出する「日本おもちゃ大賞」が実施される。「東京おもちゃショー」開催に先立ち各賞を発表、会場内の特別スペースに展示もする。
 また日本玩具協会は、例年、この時期に国内の玩具市場規模も発表する。6月の初めは玩具業界にとっては、目の離せない時期になる。

東京おもちゃショー2023
https://www.toys.or.jp/toyshow/
2023年 6 月8日~11日(8日、9日はバイヤーズデー)
東京ビッグサイト 西ホール1~4

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