「寄生獣」が韓国実写ドラマ、ヨン・サンホ監督でNetflixシリーズに

『寄生獣 -ザ・グレイ-』

 人気マンガ『寄生獣』が、韓国の鬼才ヨン・サンホ監督によりNetflixの実写ドラマシリーズになる。Netflixが新作目玉タイトルのひとつとして明かした。タイトルは『寄生獣 -ザ・グレイ-』、岩明均の原作マンガをベースにしながらも、韓国を舞台に新たな物語を制作するという。配信時期は未発表ながら、原作の大きさ、スタッフの豪華さから、今後Netflixの注目タイトルになりそうだ。
 
『寄生獣』は1988年に連載を開始、1995年の完結後も約20ヵ国・地域で翻訳出版され世界累計発行部数2500万部を越える。人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食する謎の寄生生物を右腕に寄生させたまま生きることになった主人公の戦いを描いた。
 2014年、15年には2部作で国内実写映画化、また同時期にテレビアニメシリーズ『寄生獣 セイの格率』も制作されている。今回は人間を宿主として寄生し支配しようとする正体不明の寄生生物と人間たちの物語が引き継がれる。

 監督のヨン・サンホは映画『新感染』で韓国ゾンビブームをリードしたことで知られている。Netflixでは『地獄が呼んでいる』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』を手がけたヒットメーカーだ。ヨン・サンホと共に脚本を担当するリュ・ヨンジェも韓国を代表するヒットメーカーである。主人公にチョン・ソニさらにク・ギョファンとイ・ジョンヒョン、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョンといった人気・実力派の出演陣も並ぶ。
 世界を席巻する韓流ドラマが、日本の傑作マンガ『寄生獣』をどのように映像化するのか。国境を越えた取り組みが注目される。

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