「アンデッドアンラック」2023年TVアニメ化 企画プロデュースにトムス、制作にdavid production

「アンデッドアンラック」

 「週刊少年ジャンプ」に戸塚慶文が連載中の人気マンガ『アンデッドアンラック』のテレビアニメ化が決定した。2023年より放送開始する。
 『アンデッドアンラック』は2019年に連載を開始した。生身で触れた相手を全て不運にする少女・出雲風子と異的な再生能力を持ち、決して死ぬことがない人生を疎んで最高の死を望む「不死(アンデッド)」の男・アンディ。彼らを中心に王道バトルマンガを繰り広げる。幅広い人気を獲得しそうだ。

 アニメーション制作はテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや『炎炎ノ消防隊』のdavid production。また企画プロデュースは、トムス・エンタテインメントが手がける。2021年より本格稼働しているトムス・エンタテインメント「UNLIMITED PRODUCE プロジェクト」の一環だ。
 これまでに『バイオハザード:インフィニット ダークネス』(Quebico)、『ブラックロックシューター DAWN FALL』(バイブリーアニメーションスタジオ/バイブリーアニメーションCG)、それに2023年1月放送スタートの『HIGH CARD』(アニメーション制作:スタジオ雲雀)が発表されている。『アンデッドアンラック』も、このプロジェクトのひとつとなる。

 UNLIMITED PRODUCEは、トムスがアニメ作品のプロデュース事業を強化する目的でスタートした。トムスはこれまでアニメーション制作以外にも、番組販売やライセンス運用などをするアニメのビジネスプロデュースも少なからず行ってきた。
 しかしイニシアティブをとるのは、自社もしくはグループ会社テレコム・アニメーションフィルムの制作作品にほぼ限られていた。そこでこれまで培ったビジネスプロデュースのノウハウを外部他社スタジオとの協業で活かすのが、UNLIMITED PRODUCEの目的だ。
 協業するスタジオは新興スタジオからファンや業界でも知られた企業まで幅広い。いずれの企業も良質の作品を創り出すのが得意だが、自社単独で番組販売やライセンス運用するにはノウハウが不足しており、またコスト負担が重くなる。そこでUNLIMITED PRODUCEがビジネス開発をサポートするわけだ。
UNLIMITED PRODUCEではビジネスが成功した場合の利益を高めて、制作会社や制作スタッフにまで利益還元する仕組み作りに挑戦するとしている。

 トムスにとっては取扱い作品が増えることとで、プロデュース事業の規模の利益が可能になる。また自社スタジオのみでは出来ない、より幅の広いジャンルの作品を世界に向けて提供できる。作品の厚みは、トムスの存在感を高めることになる。
 スタジオ同士の合従連衡が、日本アニメ産業においてはどんな影響を巻き起こすのか。UNLIMITED PRODUCEプロジェクト発表から1年が過ぎたなか、さらに関心を集めそうだ。

アニメ『アンデッドアンラック』
https://undead-unluck.net
原作:戸塚慶文『アンデッドアンラック』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
アニメーション制作:david production
企画プロデュース :UNLIMITED PRODUCE by TMS

UNLIMITEDプロジェクト 
https://www.tms-e.co.jp/special/unlimited-produce.html

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