
アニメ制作大手のトムス・エンタテインメントが、台湾のアニメ制作会社・小紅帽國際動畫有限公司(R. Animation)と業務提携を開始した。2026年1月8日に発表された。両社はアニメ実制作での連携だけでなく、制作技術やノウハウも共有し、ハイクオリティなアニメ制作体制の構築を目指す。
小紅帽動畫は、2018年に台北市に設立された新進アニメスタジオだ。40名以上のコアチームは平均年齢30歳未満、日本の2D手描きスタイルを得意とする。日本、韓国などの大手企業・スタジオと取引をしており、日本の人気作品の制作にも多く参加している。制作業務は原画、動画、仕上げに加えて、演出、絵コンテ、デザイン、ポストプロダクションなど幅広い工程をカバーする。
トムス・エンタテイメントは、『名探偵コナン』や『アンパンマン』などの数々の人気アニメを制作する国内アニメ企業の老舗大手である。それでも現在の日本国内のアニメ制作人材不足について懸念をする。そこでクリエイターの育成・確保だけでなく、国内外のスタジオと強固なパートナーシップの構築よる安定した制作体制の構築を目指す。そのなかで台湾において高い実績を築く小紅帽動畫との業務提携が誕生したとみられる。
小紅帽動畫は技術力には定評を持つだけでなく、人材教育にも力を入れている。トムスと連携することでより高い技術の取得と、人材のスキルアップに繋げる狙いがありそうだ。
国内のアニメ制作会社が人材不足でひっ迫するなかで、日本のアニメ企業には作品制作のリソースを海外に求める動きが始まっている。
東宝は2023年にタイ・バンコクに拠点を持つCGアニメーション制作のIGLOO STUDIOと資本業務提携契約を締結している。東映アニメーションは中期経営計画で、現在のフィリピンスタジオに加えて、東南アジアで新スタジオを設立する構想に言及する。動画・仕上げの外注先でなく、アニメ制作の主要拠点として海外人材の確保、連携を目指す動きはこれからも強まりそうだ。
トムス・エンタテインメント https://www.tms-e.co.jp/
小紅帽國際動畫有限公司 https://ranimation.tw/









