ジブリパーク2期エリア、2021年度に本体着工 「もののけの里」「魔女の谷」

ジブリパーク

 愛知県の「愛・地球博記念公園」内のジブリパークの工事本格的に進む中、2021年度に早くも第2期エリアの工事着工となる。2021年2月3日、愛知県が明らかにした2021年度ジブリパーク整備のなかで言及されている。
 ジブリパークはかねてより、既存施設の「サツキとメイの家」を活用した「どんどこ森」、新設する「青春の丘」、「ジブリの大倉庫」、「もののけの里」、「魔女の谷」の5つのエリアで整備されることが発表されている。このうち「どんどこ森」、「青春の丘」、「ジブリの大倉庫」は2020年7月より本体工事に着工、2022年2月に完了、秋開業を視野に入れる。

 残る2エリアで21年度に新たに本体着工に入る。完了予定は公表されていないが、第1期エリアからおよそ1年後のオープンを目指している。
 着工にあたり、第2期エリアの概要も明らかになっている。「もののけの里」はおよそ0.8ヘクタールを『もののけ姫』のエミシの村とタタラ場をもとにした和風の里山的風景を整備する。体験学習施設となる「タタラ場」、「炭焼き小屋」、休憩所などが配置される。
 「魔女の谷」は5つのエリアで最大の規模となる。『魔女の宅急便』、『ハウルの動く城』などの空間をイメージした約2.9ヘクタールに「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地が再現され、レストラン棟も設ける。ハウルの城を模した施設の予想図も公開されている。

 また2022年の先行オープンに向けた愛・地球博記念公園の関連施設の整備も明らかにされている。公園内施設を再整備して、各エリアを連携させつなぐ。
 まず公園北エントランスをジブリパークと調和した景観で公園の表玄関にする。北エントランスには案内所、休憩所、飲食施設、物販施設、総合案内センター(仮称)を設ける。さらに公園の北駐車場の増強、供給処理施設などのインフラの改修も実施する。ジブリパークは全体で約340億円の事業費を予定している。

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