ゲームの映像制作で長年使われてきたゲームエンジンツールを用いて「一週間で新たなアニメーションを制作する」。そんなイベントが7月に開催される。NPO法⼈アニメ産業イノベーション会議(ANiC)は、7⽉2⽇から7⽉10⽇までの約1週間「アニメ×ゲームジャム supported by Unity」を実施することを明らかにした。
イベントはハッカソンの形式を採用、イベントのためにオンラインで集まったメンバーが短期間に企画から制作まで一挙に開発するというものだ。ANiCのメンバーは、これまでに同じようなかたちで小説を創るノベルジャム、アニメ関連ビジネスを考えるアニメハッカソンなどの経験がある、そうしたノウハウを今回のイベントにも活かす。
ANiCは「アニメ×ゲームジャム」を企画した理由について、いまゲームエンジンがアニメの世界にイノベーションが起こしていることを理由に挙げている。
これまでのCGアニメーションでは、スタッフがCGツールに対して⾼度な知識を持っていることを前提としており、またレンダリングと呼ばれる作業ではPCが大きなリソースを持ち、多大な時間も必要としていた。それがリアルタイムレンダリングという技術を持つゲームエンジンを使うことで、大きく変りつつある。作業量やそれにかかる時間が⼤幅に縮小するからだ。
またハッカソンという場で業界を超えたコミュニケーション、情報交換が出来るとする。アニメクリエイターとゲームクリエイターが結びつくことで、新しい⼿法や考えの気づきを⽬指すとしている。
イベントにはゲームエンジンツール「Unity」で知られるユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社も協⼒する。また最終日には、エンタテイメントとテクノロジーの分野で活躍するコメンテーターによる⼨評を予定する。一方でアワードなどは設けない予定だ。
「アニメ×ゲームジャム」の詳細や申し込みは、今回のための設けられたPeatixのペ-ジにて確認できる。
アニメ×ゲーム ジャム supported by Unity
https://anime-game-jam.peatix.com
会場:オンラインで実施
⽇程:2022年7⽉2⽇(⼟)〜7⽉10⽇(⽇)
7⽉2⽇・3⽇(ハッカソン)/結果発表がある10⽇までにブラッシュアップ
参加費:無料