フィールズ、持株会社化に向けてスピンオフで遊技機事業の新会社

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 2022年10月3日に社名変更と持株会社移行を実施するフィールズが、体制変更に向けた事業再編を実施する。6月22日の株主総会の承認のうえ、現フィールズから遊技機の企画開発・販売部門を分割、新会社を設立する。分割事業は、前期の売上高で836億円となっている。フィールズ全体の9割近くを占めている。
 新会社はフィールズの社名を新たに承継し、現フィールズは10月3日付で円谷フィールズホールディングスと商号を変更し、持株会社の役割を果たす。持株会社は戦略的な投資や事業提携、グローバルに向けたIPの創造・育成を担う。

 新フィールズの株式は円谷フィールズホールディングスが100&保有し、完全子会社とする。このほか円谷プロダクション、デジタル・フロンティアといったグループ会社も子会社となる。
 フィールズは遊技機の企画・開発・販売で知られてきたが、長年、コンテンツの創出・制作にも力をいれてきた。近年は円谷プロダクションが保有するウルトラマンの映像化、ライセンス活用が急拡大している。遊技機事業と合わせて、ライセンス活用をもうひとつの事業の柱にする構えだ。今回の持株会社移行と社名変更は、そうした変化を社内外に示す目的もありそうだ。

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