「アニメ産業レポート2016」サマリー無料公開 2015年の主要な集計数字も掲載

アニメ産業レポート2016

一般社団法人 日本動画協会は、2015年から16年の日本のアニメ産業界の概要を明らかにする「アニメ産業レポート2016」を9月に刊行している。アニメビジネスの状況把握と認知向上を目的に、毎年、調査のうえ統計数字や解説をまとめたものだ。
そのサマリー(日本語版)が、11月15日より、日本動画協会のサイトにて公開された。PDF形式でまとめられており、無料でダウンロードできる。

サマリーは、資料を含めるとおよそ80ページにもなる本編を10ページあまりに要約したもの。しかし、アニメ業界の数字や動きを知るには十分な内容だ。
アニメ産業市場、アニメ業界市場をはじめ、TVアニメ制作分数・タイトル数、劇場アニメ興行収入、ビデオパッケージ売上げ、アニメ配信売上の主要統計も記載されている。特に日本のアニメ制作会社の分布は、「アニメ産業レポート2016」ならではの調査と言えるので貴重だ。これだけも、直近の国内アニメ産業の実態を知るのに役立つだろう。さらにこうした統計の解説も約4ページにわたり付けられている。
日本動画協会では「アニメ産業レポート2015」「2014」については英語版も制作し、無料配布している。本編全体の英語版はないため、海外のアニメーション関係者にはこちらが役に立つだろう。

より詳しい産業の動向については、「アニメ産業レポート2016」本体を利用したい。本文74ページに図表4面、さらに「2015年アニメ全作品 年間パーフェクト・データ」74ページも併せて、6000円(税抜)。東京アニメセンター オフィシャルショップ、京都国際マンガミュージアム ショップでの店頭販売のほか、エスピーアイ・インフォメーションで、書籍版とダウンロード版を通信販売している。

「アニメ産業レポート2016」 http://aja.gr.jp/date/2016/09「アニメ産業レポート2016」 サマリー(日本語版) 
http://aja.gr.jp/jigyou/chousa/sangyo_toukei

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. AnimeJapan2024
    ■凝った企業ブースが脱コロナ禍を演出  2024年3月23日から26日まで、東京都内で日本アニ…
  2. 第2回国際アニメーション映画祭
     新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月15日から20日までの6日間、新潟市内各所の会場で開…
  3. クランチロールアワード
     日本アニメ配信プラットフォームで世界最大規模のクランチロールが主催する「クランチロール・アニメアワ…
ページ上部へ戻る