川崎重工業が二足歩行ヒト型ロボットを開発 二次創作活動プロジェクトも

Kaleido

 船舶・車両・航空機なぞ開発・製造の川崎重工業が、二足歩行ヒト型ロボットの開発に取り組んでいる。「Kaleido(カレイド)」と呼ばれるこのロボットたちは産業用ロボット分野で50年以上の歴史を持つ川崎重工が東京大学と連携し研究・開発してきた。2022年3月9日から12日まで東京ビッグサイトで開催された「2022国際ロボット展」では、その最新バージョンが公開された。
 「Buddy Kaleido (バディカレイド)」は全高179㎝、83kg、時速5kmで歩行して、60kgの重さを運ぶことが出来る。やや小型になる「Kaleido Friends(カレイドフレンズ)」は全高168㎝、54 kgで、時速3km可搬重量は10kgになる。
 「Kaleido」は国内の労働人口の減少が続くなか、労働力不足の切札として開発を進められている。特に介護支援でニーズが大きく、人間と同じような柔らかさやしなやかさが必要とヒューマノイドなかたちとして実用も視野にいれている。

 一方でロボットならではの夢の実現もロボット普及の鍵だ。映像制作のポリゴンマジックとクー、それにアニメ企画・制作のおっどあいくりえいてぃぶの3社は「Kaleido」の一般認知の向上と二次創作活動のための「PROJECT☆kaleido」を発足した。「Kaleido」を使った様々な派生企画を展開する。
 まず3月10日にプロジェクトのロゴとマークを公開した。11日にYouTubeに公式チャンネルをオープン「Kaleido」のデモストレーションを披露している。

 またNFTプラットフォームのOpenSkyBlueと共に、ロボットのCGデータにデジタルボディペインティングを行ったアート作品の創作を募集する予定だ。これを「kaleidocollection」としてNFT化もする。
 さらにサポーターズクラブの設立、コミカライズも視野にいれる。将来的にはアニメーション制作も目指したいとする。

PROJECT☆kaleidoサポーターズ
https://p-kaleido.com

Youtubeチャンネル 「PROJECT☆Kaleidoちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCgGYt69gVHo9aKUFC2o-Wvg

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. AnimeJapan2024
    ■凝った企業ブースが脱コロナ禍を演出  2024年3月23日から26日まで、東京都内で日本アニ…
  2. 第2回国際アニメーション映画祭
     新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月15日から20日までの6日間、新潟市内各所の会場で開…
  3. クランチロールアワード
     日本アニメ配信プラットフォームで世界最大規模のクランチロールが主催する「クランチロール・アニメアワ…
ページ上部へ戻る