若手アニメーター等人材育成「あにめたまご」4作品 ビジュアルやスタッフ公開

アニメーター

 国内アニメーション振興と発展を目的に、2010年より文化庁が実施する「若手アニメーター等人材育成事業」の2018年度「あにめたまご2018」の参加各社のアニメーション制作が進んでいる。2017年10月20日に、今年の制作4作品のビジュアルとスタッフ、あらすじ、さらに監督とプロデューサーのコメントが公開された。
 ビジュアルは、子ども向けからロボットもの、アニマルキャラクターにポップな絵柄と多彩。日本アニメの多彩さが、こんなところからも感じられる。
 また若手アニメーターの人材育成を趣旨としていることから、原画や動画チェック、若手アニメーターらのスタッフも多くクレジットしている。

 「あにめたまご2018」では、これまでと同様に制作受託を公募し、この中から選ばれた4団体が20分あまりのオリジナル作品を作る。制作過程を通じて、若手アニメーターの技能の育成を実施する。制作会社にとっては、アニメーター育成のノウハウの蓄積の場ともなる。
 今年の参加団体は、IMAGICAイメージワークス/ロボット(『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』)、スタジオななほし/ウサギ王(『えんぎもん』)、トマソン(『ミルキーパニック twelve』)、ピコナ(『Midnight Crazy Trail』)の4団体6社。
 当初は手描きアニメーションに限っていたが、現在はCGアニメも制作の対象としている。今年は、『えんぎもん』と『Midnight Crazy Trail』がCG作品となっている。また今年は例年以上に、中堅・新興の制作会社が多く選ばれているのも特長だ。
 
 プロジェクトはアニメーション制作に並行して、制作団体のスタッフが参加するオリエンテーションや「若手育成講座」も実施している。ここではアニメーターとして必要な知識や技術などを学ぶ。
 制作団体は今後も制作を進めて、2018年春までに作品を完成させる。出来上がった作品は一般にも披露される。 

あにめたまご2018 https://animetamago.jp/

■ 『TIME DRIVER 僕らが描いた未来』
制作会社: IMAGICAイメージワークス/ロボット
監督: 山元隼一
プロデューサー: 礒部亜希子/間宮良介/岩澤朋也/加納秀紀
作画監督/キャラクターデザイン:ふくだのりゆき
指導原画: 新谷憲
中堅原画: 岩永浩輔/武藤信宏
動画チェック: 福井智子
若手アニメーター: 相澤歩/谷翔太郎/西出祐基/藤井世蓮/森口弘之/山村有理

 『えんぎもん』
制作会社: スタジオななほし/ウサギ王
監督: 佐藤広大
プロデューサー: 山口弘太
作画監督: 白梅進
CGI監督: 丹治まさみ
中堅アニメーター: 石黒英彦
制作進行: 喜田百合
若手アニメーター: 赤羽佑香/二瓶真衣/福澤咲/中村里奈/弓家田直美/大江良美

■ 『ミルキーパニック twelve』
制作会社: トマソン
監督: 沼田心之介
プロデューサー: 沼田友之介
演出助/コンテ: 鈴木卓夫
作画監督: 細谷秋夫
作画監督補佐: 樋口雅一
指導原画: 石之博和
中堅原画: 滝口弘喜
制作進行: 鈴木翔
動画検査: 椛島ひろみ
若手アニメーター: 伊東真衣/佐田雄/露﨑藍/西村幸恵/村橋亮佑/髙山好治

■ 『Midnight Crazy Trail』
制作会社: ピコナ
監督: 遊佐かずしげ
プロデューサー: 吉田健
絵コンテ: ワタナベシンイチ
CG監督: 竹富大悟
中堅アニメーター: 牧野達也
制作進行: 堀合美音
若手アニメーター: 高橋尚子/林文薏/小城英貴/賴邦妮/加賀田哲朗/形部秀

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