『カードファイト!! ヴァンガード』、『ヴァイスシュヴァルツ』など、人気のトレーディングカードゲーム(TCG)展開で知られるブシロードが、2022年1月から新たなカード事業に進出する。カードと言ってもこれまで異なるもので、金融決済機能を持つクレジットカード事業である。
2021年10月27日、ブシロードは、大手信販会社のオリエントコーポレーション(オリコ)と協力して、「ブシロードカード」を展開するころを明らかにした。発行はオリコが担当するが、事業運営はブシロードのグループ子会社ブシロードムーブが主体となる。サプライズな新規事業だが、ブシロードは、クレジットカードを通じたポイント機能で流通活性化をはかるとしている。
カードはMastercardのブランドで、満20歳以上が申込み可能。申込みあたっては、ブシロード ID の会員登録を必須としている。初年度年会費は無料で、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年間 1 回以上のカードショッピングがあればこれが無料となる。カード利用することで、カード保有の負担がなくなる。入会申込方法はオンラインからで、2022 年1月以降に、特設ページを公開する予定だ。
アニメやゲームのキャラクターをデザインに採用したクレジットカードはこれまでも少なくない。またクレジットカード業界は現在でも多くの企業が参入し、競争の激しい分野でもある。「ブシロードカード」は、ブシロード自らの運営というのが差別化になりそうだ。
まずカード保有者向けにグループのライブやイベントでの様々なサービスを予定する。またポイントシステムも特徴になる。入会時にます特典として 500 ポイントが付与される。さらに月ごとのブシロードカードでの利用金額200 円ごとに 1 ポイントを付与する。ポイントはブシロード ID と連動しており、1ポイント1 円としてブシロード オンラインストアでの利用が可能だ。
さらにブシロードならの特徴は、華麗なカードデザインだ。いくつもの中から選べる複数デザインが用意される。
第1弾のカードデザインは全9種類。「ブシロードカード(赤)」、「ブシロードカード(白)」の基本デザインから、『カードファイト!! ヴァンガード』、『ヴァイスシュヴァルツ』、『Re バース for you』、『D4DJ Groovy Mix』、『D_CIDE TRAUMEREI』、『スターダム』、『白蛇:縁起』といったブシロードの誇る人気タイトルが揃う。カードデザインは、今後も拡充する。クレジットカードには珍しいデザインの多彩さは人気となりそうだ。