東映アニメと韓国のCJ が戦略的業務提携、グローバルコンテンツ創出を目指す

提携

 アニメーション制作で国内最大手の東映アニメーションが、韓国の有力エンタテイメント会社と世界戦略で手を組む。2021年10月12日、東映アニメーションは韓国のCJ ENMとグローバルコンテンツ創出のための戦略的業務提携協定を10月8日に締結したと発表した。
 CJ ENMは韓国の総合エンタテイメント企業、同国を代表する存在だ。日本でもヒット作となった『パラサイト 半地下の家族』や『愛の不時着』などの代表作がある。そのビジネスはドラマや放送、映画、音楽、舞台、動画配信など多方面に広がっている。アニメーション事業もそのひとつだ。

 両社はそれぞれの強みを生かし、グローバル市場向けて新規コンテンツの共同企画・製作を進めるとしている。CJ ENMの得意とする映画、ドラマだけでなく、様々なメディア横断したエンタテイメントとしているが、東映アニメーション側からはアニメやCGでの協業があがりそうだ。
 東映アニメーションはCJ ENMのグローバル市場における実写企画・製作と市場へ拡散力を評価、そこに同社のアニメ製作とメディアミックスを組み合わせることを期待している。CJ ENMはアニメの持つ世界的、全世代的な訴求力に注目、「CJ ENMの5000本以上のIPも東映アニメーションには無限な想像力の宝庫になることを期待している」とする。

今後両社はそれぞれのライブラリや企画・製作リソースの相互活用を目指す。両社のヒット作のアニメ化、実写化も視野にいれる。共同企画・開発・製作・投資のうえ、2023年から順次展開するとしている。さらに2社だけでなく、CJ ENMの子会社で映画・ドラマ制作のJK FILM、米国のスカイダンスも巻き込むことも目指す。
日本と韓国を代表するジャンルを超えたエンタテイメント企業の協業は、新しい海外ビジネスの取り組みとして注目されそうだ。

東映アニメーション
https://www.toei-anim.co.jp/
CJ ENM
https://www.cjenm.com/index_en.html

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第34回東京国際映画祭
     2021年10月30日から11月8日までの10日間、東京の日比谷・有楽町・銀座地区を会場に第34回…
  2. 篠原宏康氏
    いま日本のアニメ産業が大きく変わり始めている。アニメ視聴の主戦場は深夜帯や配信プラットフォームに移り…
  3. アヌシー国際アニメーション映画祭
     6月14日から開催されている2021年のアヌシー国際アニメーション映画祭は、19日(現地時間)に今…
ページ上部へ戻る