イマジカ・ロボットHD第2四半期 OLM子会社化で売上高急伸、利益にも貢献

ファイナンス決算

映像関連の大手であるイマジカ・ロボットホールディングス(イマジカ・ロボットHD)の業績が回復している。2016年11月10日に発表した2017年3月期第2四半期の決算によれば、連結売上高が396億1500万円と33.1%増となったほか、利益面でも黒字を確保した。前年同期は、米国のメディア・ローカライズド会社SDI Media Group Inc.ののれんを減損損失したことから赤字になっていた。
営業利益は2億2800万円、経常利益は2億7200万円、当期純利益は2億7800万円。通期でも黒字の見通しだ。

売上高では、2016年4月1日に連結子会社化したアニメ制作会社のオー・エル・エムの貢献が大きかった。またSDI Media Groupも加わり、売上の拡大につながった。オー・エル・エムは営業利益でも貢献が大きかったとしている。優良企業のM&Aが、全体を牽引した。
オー・エル・エム効果は、映画、番組、広告制作の映像ソフト事業別の業績からも窺われる。オー・エル・エムとそのふたつの子会社オー・エル・エム・デジタルとSprite Animation Studiosが加わった映像ソフト事業の売上は90億7000万円と91.7%とほぼ倍増した。営業利益は6億1000万円(929.1%増)となり、CM制作の軟調をカバーした。
OLMは期間中、映画『ルドルフとイッパイアッテナ』、ポケットモンスターシリーズのテレビシリーズと劇場映画、それに『カードファイト!!ヴァンガードG NEXT』、『妖怪ウォッチ』、『12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜』などのテレビシリーズを制作した。また下期にはテレビ番組のほか、映画『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』や『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の公開が控えている。

ポストプロダクションが中心となる映像技術サービス事業は、売上高70億8100万円(2.0%減)、営業利益は4億5300万円(9.7%増)である。映像・音声編集加工、デジタルシネマ関連、コンテンツ流通・配信は堅調であったが、CG関連が低調だった。
SDI Media Groupによるメディア・ローカライゼーション事業は、苦戦している。売上は102億4200万円(86.4%増)だが、営業損失が10億2400万円。構造改革に伴う費用の発生が響いた。構造改革後の業績が注目される。
このほか放送事業は、売上高は28億91百万円(1.7%減)、営業利益が1億4500万円(145.9%増)。映像システム事業の売上高は57億4700万円12.4%増)、営業利益は4億1200万円(2.0%減)。人材コンサルティング事業の売上高は56億7500万円(10.8%減)、営業利益が2億6400万円(4.3%増)だった。

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