ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント傘下の2大アニメ専門チャンネルに新しい代表取締役社長が誕生した。アニマックスブロードキャスト・ジャパンとキッズステーションで代表取締役社長が交代した。
アニマックスは2021年6月28日付で滝山正夫氏の退任と佐々木朗氏の代表取締役社長就任を、キッズステーションは6月29日付で同じく滝山正夫氏の退任と佐々木朗氏の代表取締役社長就任を発表した。いずれも佐々木朗氏はゼネラルマネージャーも兼任する。滝山氏はAXNジャパンとミステリチャンネルの両社で引き続き代表取締役社長を務める。
アニマックスはソニー・ピクチャーズとサンライズ、東映アニメーション、トムス・エンタテインメント、日本アドシステムズが共同出資する国内最大のアニメ専門チャネルである。最大株主のソニー・ピクチャーズが子会社としている。
またキッズステーションもアニメ専門チャンネルの大手だが、ソニー・ピクチャーズのほか東京放送ホールディングス、ジュピターテレコム、ホリプロが出資する。もともと三井物産の子会社であったが、2017年に持株会社AK Holdingsを通じてアニマックスと経営統合した。現在はソニー・ピクチャーズがAK Holdingsを吸収合併している。
新代表取締役社長の佐々木朗氏は、長年アニマックスで活躍をしてきた。手堅い人事で国内有数の大型専門チャンネルの経営を委ねる。退任する滝山氏は1999年よりアニマックスブロードキャスト・ジャパンの社長を務めていた。