アカツキ、米国実写映画化プロジェクト「Root Letter」「Room 203」を新設2社に移管

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 アカツキが進めてきた日本コンテンツの米国での実写映画化プロジェクトが転機を迎える。2021年6月7日、米国法人アカツキ・エンタテイメント USA(Akatsuki Entertainment USA, Inc.)が製作するふたつの映画プロジェクト『Root Letter』、『Room 203』の運営と管理を日米の2つの会社に委託すると発表した。
 委託会社はロサンゼスのAMMO Entertainmentと東京の株式会社AMMOで、それぞれアカツキ・エンタテイメント USAの社長であるアンマリー・ベイリー氏と役員の玉乃萌子氏が設立した。
 ふたつの映画プロジェクトの完成と配給先決定までを両社が担当する。またプロジェクトの権利を委託の対価としてAMMOとAMMO Entertainmentに譲渡する。

 アカツキ・エンタテイメント USAは、日本のコンテンツホルダーとグローバルの橋渡しをするとして2017年に設立された。マンガ、小説、アニメを米国に持ち込み、これらを原作に現地での実写映画化を目指すビジネス戦略を描いている。
 これまでに角川ゲームスのアドベンチャーゲーム『Root Letter』、加門七海のホラー小説『203号室』の2作品の映画を製作、出資している。いずれも現地の監督などのスタッフ、俳優を起用し、すでに撮影は終了している。現在は『Root Letter』は公開を目指した配給先との交渉中、『203号室』はオファーを受けている段階だ。

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