東宝配給の劇場映画、上半期の興行収入80%減

映画

 映画大手の東宝の2020年上半期の配給事業、興行事業が前年同期比で大幅減になった。東宝は7月9日に、2020年1月から6月までの映画営業部門と映画興行部門の成績を発表した。
 このうち東宝が配給を担当した作品の興行収入は、上半期で83億7900万円であった。前年同期比で79.7%減と大きな落ち込みとなった。今年2月以降に新型コロナウィルス感染症拡大防止で、新作公開延期、劇場の休館、営業規模・時間の縮小などを取ったことが響いたとみられる。

 映画配給作品の興行収入は、2月には早くも前年比42.6%減に落ち込み、3月80.6%減、4月98.7%減、5月99.4%減、特に4月。5月はほぼ稼働が止まった状態であった。6月になって自粛要請は解除されたが、依然前年比86.5%減にとどまっている。6月は、新作公開がないなかで、『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ゲド戦記』、『AKIRA デジタルリマスター版』の旧作劇場アニメの配給をし、人気となった。
 通年でも前年比の減少はほぼ確実な情勢である。依然、新型コロナ感染症の再拡大が懸念されるなか、下半期にどこまで取り返すかが注目される。
 新作劇場公開は、7月17日の『今日から俺は!!劇場版』、23日の『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と7月下旬から本格的に再開する。さらに8月7日公開の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、9月4日の『モンスターハンター』といった大作が試金石になる。また9月18日には上橋菜穂子の人気ファンタジー小説を原作とする『鹿の王』も公開予定だ。

 またTOHOシネマズを中心として系列映画館の興行収入も、下げ幅も大きい。上半期で69.7%減の143億9700万円となった。2月の前年比14.2%減から3月には58.8%減、4月に96.9%減、5月に99.1%減と下げ幅を拡大した。

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