2018年9月15日(土)から16日(日)まで、京都市内のみやこめっせ、京都国際マンガミュージアムなどを会場に開催した京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2018が大盛況に終わった。
主催者である京都市と京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会の発表によれば、会期2日間の総来場数が4万1700人に達した。前年比では22%増の二桁の伸びとなる。このうちメイン会場が3万183人(6%増)、京都国際マンガミュージアムなどのそれ以外企画が11517人(105%増)、メイン会場以外の関連企画が牽引した。
京まふは、アニメ・マンガ文化と産業を西日本から発信して盛り上げようと2012年にスタートした。今年で7年目を迎える。イベントの認知度も年々上がっており、また10月シーズンから始まる新番組の宣伝の場としてもアニメ関係者から積極的に活用されている。
開催1年目の来場者数は2万3800人。その後、次第に数が増えている。2017年は悪天候のため前年の4万3936人から大きく減らして3万4058人となったが、今年は一気に回復した。
一方、企業参加者数は過去最高の60社以上となった。アニメ企画・制作会社やマンガ出版社のほか、MBSアニメーション、読売テレビなど関西圏のエンタメ会社の参加も目立つ。
2018年は、新作アニメや声優が登壇するステージイベントが、京まふステージとオープンステージでそれぞれ過去最多の全13プログラムにもなった。このほか京都国際漫画賞、マンガ出張編集部と京まふならではのイベントもあった。京都国際マンガミュージアムでは、「PEACE MAKER 鐵 原画展 -京都幕末新撰組異聞-」、「ニャンコ先生とふりかえる 夏目友人帳 記憶展」など、多彩な企画が並ぶ。
ただし主会場のみやこめっせは会場面積が限られており、これからさらに拡大するのは難しそうだ。となると来場者数の伸びにも限界がある。京まふが次の成長を目指すとなると、現在も進めるみやこめっせ以外の広域会場での新たな施策が必要とされそうだ。