著者と編集者がチームを組んで、わずか2日間で創作小説を書き上げる。そんなユニークなコンセプトのイベント「NovelJam」(ノベルジャム)が、2017年2月に都内で開催される。
主催はインディーズ出版の活性化をサポートする特定非営利活動法人日本独立作家同盟で、新たな創作活動を目指す一環だ。ジャムセッション(即興演奏)のように事前に本格的な準備をせずに、参加者は互いに刺激し合いながらその場で作品を創りだす。11月29日からは、イベントに参加する著者と編集者の募集も開始した。
イベントは、2017年2月4日9時から5日21時までとかなりぎっしりとなっている。それだけに充実度も大きくなりそうだ。参加費は期間中の食事代を含めて1人8000円(税込)、定員は著者20名、編集者10名となっており、応募者が多数になった場合は事務局が選考をする。
またイベント期間中は、SF作家の藤井太洋氏と編集者の三木一馬氏の講演やEPUBのワークショップも予定する。藤井太洋氏は第35回日本SF大賞受賞者で日本SF作家クラブ会長も務める。一方でセルフパブリッシングの電子書籍『Gene Mapper』で一躍注目を浴びた異色の経歴で知られている。
イベントの詳細や申込み方法は、「NovelJam」の公式サイトで確認できる。
日本独立作家同盟インディーズ出版の盛り上げを目指して、作家が自身の力で作品を世に送り出すことで出版文化の振興を目指している。今回の「NovelJam」では小説の完成だけでなく、販売までを目指す企画となっており、創作だけでなく、販売・プロモーションのノウハウの獲得も目指している。
「NovelJam」(ノベルジャム) http://noveljam.strikingly.com/