AMD Award大賞を劇場版「鬼滅の刃」が受賞、優秀賞に「動くガンダム」も

アワード/コンテスト

 一般社団法人デジタルメディア協会は、2021年4月21日にデジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’20第26回AMD アワードの授賞式を東京・帝国ホテルにて開催した。このなかで2020年の大賞にあたる総務大臣賞を発表、大ヒットアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編」を選出した。
 またAMD理事長賞にはゲームソフトの「あつまれ どうぶつの森」とテレビドラマ「日曜劇場『半沢直樹』」を選んだ。また7つある優秀賞のなかには、18m実物大で動くガンダムを実現した横浜の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」や音楽とアニメーション映像で若者の心を捉えたアーティストユニットYOASOBIも含まれている。YOASOBIはデビュー曲「夜に駆ける」で注目を浴び、人気アニメ『BEASTERS』のテーマ曲を担当する。

 AMDアワードは総務省の後援で、一般社団法人デジタルメディア協会(略称/AMD)が実施する。対象は前年の一年間、日本のコンテンツ産業の発展に貢献のあったデジタルコンテンツである。映画やアニメ、ゲーム、音楽、アーティスト、サービスなど幅広い活動が受賞してきている。
 アニメはこれまでに『イノセンス』、『おおかみこどもの雨と雪』などが大賞に輝いている。しかしアニメの受賞は2013年の『進撃の巨人』以来、7年ぶりとなる。

「劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編」は、吾峠呼世晴の人気マンガを映像化したアニメシリーズの初の劇場版になる。2020年の公開以来、400億円近い興行収入となり一大社会現象となっている。
 すでに日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞や報知映画賞アニメ作品賞、日本キャラクター大賞も受賞している。今回はこれらに続く勲章となりそうだ。

第26回 AMD アワード
https://amd.or.jp/award/26/

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