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「ソードアート・オンライン」さらなる展開 TVアニメシリーズ2作品を同時製作発表
- 2017/10/8
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川原礫の人気小説を原作としたアニメ「ソードアート・オンライン」シリーズが、2018年以降にさらに大きな展開を目指す。2017年10月1日、東京・秋葉原で開催された「電撃文庫 秋の祭典2017」にて、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』と『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のアニメ製作が発表された。
『アリシゼーション』と『オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』は、いずれもテレビシリーズとなる。人気シリーズではあるが、2タイトル同時のテレビアニメ化は大きなサプライズになった。シリーズの放送時期や制作スタッフ、アニメーション制作会社は、今回は明らかにされていない。
YouTubeにも公開されている『アリシゼーション』の告知PVは、『劇場版 ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』のラストシーンから始まっている。作品がこれまでの2つのテレビシリーズと劇場映画から直接つながっていることが分かる。
一方『オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』は、川原礫の監修のもと『キノの旅』などで知られる時雨沢恵一とイラストレーター黒星紅白が作りだした小説を原作にする。2014年から電撃文庫で刊行されており、『ソードアート・オンライン』と同じ世界観を共有するものの、異なる主人公、新たなゲームの世界を舞台にする。本作のアニメ化でシリーズのメディアミックスは、さらに拡大、新たなフェーズに入ることになる。
プロジェクトの拡大展開は、これまでのシリーズの高い人気が支えている。2017年2月18日に全国公開された『劇場版 ソードアート・オンライン –オーディナル・スケール-』は、興行収入25億2300万円、観客動員数177万人の大ヒットとなっている。さらに9月27日にはBlu‐rayとDVDが発売され、いずれもオリコン週間ランキングで総合1位となった。出荷本数は10万本を超えるとみられ、絶好調だ。
さらにシリーズの人気とビジネスを支えるのは海外でのファンの支持の高さだ。9月15日には、中国にて6000館規模で公開された。中国で全国公開される日本アニメの本数は限定されており、その数少ない1本になっている。興行収入は5300万元と日本円で9億円を超えた。世界興行収入も43億円を超えるなど、今後は海外での展開もますます広がりそうだ。