マーベラス第2四半期は減収減益 オンラインゲーム厳しく、開発中止など響く

ファイナンス決算

ゲームや映像音楽事業のマーベラスが10月31日に、2017年3月期第2四半期の決算を発表した。連結売上高が前年同期比で21%減少、利益面でも減少幅が大きい決算となった。売上高は129億9900万円、営業利益は13億1700万円(53.6%減)、経常利益は10億5500万円(62.2%減)、当期純利益は7億9900万円(58.2%減)だった。
主力のオンライン事業が厳しく、売上高で30%を超える減少となったのが響いた。パッケージソフトを中心としたコンシュマー事業も弱含んだが、音楽映像事業はステージ制作が好調で増収増益だった。

オンライン事業は売上高72億4800万円(31.7%減)、セグメント利益が9億5600万円(58.0%減)である。主要タイトルの『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の大ヒットが一服したが、新規タイトルにユーザーをつなげなかった。このため不振タイトルの整理、一部タイトルを開発中止することで開発費用を一括計上したのも響いた。オンライン事業は2016年第2四半期以来、5四期連続の直近前期比マイナスとなる。
一方で運営タイトルの再構築で、利益は下期以降に大幅に改善するという。また下期は有力企業と共同開発する大型タイトルのリリースが相次ぐ。2017年2月にDMM GAMESとの共同開発・運営するPCブラウザ向けゲーム『天歌統一ぷろじぇくと』、その後もオトメイト、KADOKAWAとのスマートフォン向けゲームアプリ『戦刻ナイトブラッド』、Fuji Gamesとの『プロジェクト クロノス』が続く。

コンシュマー事業の売上高は35億1200」万円(6.1%減)、セグメント利益は3億5900万円(39.2%減)。ニンテンドー3DS向けの『牧場物語 3つの里の大切な友だち』が累計出荷本数22万本のヒットとなった。
音楽映像事業は、売上高22億4900万円(7.1%増)、セグメント利益が5億9900万円(4.0%増)だった。ステージ興行が堅調で、「ミュージカル『テニスの王子様』」や「舞台『弱虫ペダル』」といった定番シリーズに加えて、新規タイトルも人気を博した。『刀剣乱舞』や『あんさんぶるスターズ!』などの人気コンテンツの活用が成功し、昨今、広がる2.5次元ステージのブームをうまく活かしたかたちだ。また映像ソフトでも「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」が、マーベラスのステージ作品では過去最高の販売本数を記録した。
テレビアニメでは、2016年7月スタートのテレビアニメ『クオリディア・コード』で製作主幹事を務めた。また『魔法つかいプリキュア!』のパッケージ商品も販売している。

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