アスミック・エース 台湾の映像配信サービスのコンテンツ調達業務進出

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映像作品の調達(アグリゲート)業務を拡大するアスミック・エースが、関連事業を海外に拡大する。同社は台湾の動画配信プラットフォーム「KKTV」と日本コンテンツの調達エージェント契約を締結した。KKTV はKDDIの台湾関連会社KKBOXグループが2016年に設立、2016年8月よりSVOT(定額課金型配信)サービスを開始している。若い世代をメインターゲットにする。
アスミックはKKTVが直接調達する以外の日本作品をとりまとめる。KKTVは、企業や権利者の数が多い日本での権利獲得の手間を大幅に効率化することが可能になる。

アスミック・エースは映画製作・配給、外国映画の買付けのほか映像ソフトの制作・販売、さらに配信など映像関連事業を総合的に展開している。またケーブル・衛星放送のジュピターテレコムの子会社であることから、J:COMオンデマンド、KDDI「ビデオパス」向けのコンテンツの調達事業にも進出している。映画、アニメ、ドラマなどの配信権のとりまとめる。今回はグループで取り組みを海外にも広げるかたちだ。
KKTVにとっては、権利者の所在が分かり難く、手続きにも手間がかかる日本のコンテンツへのアクセスが簡素化できるのが利点だ。日本の権利保有者にとっても、海外販売の機会の拡大という点で得るものが多いだろう。

KKBOXは台湾の定額音楽聴き放題サービスを展開し、成功を収めている。台湾のほか、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどで1000万人以上のユーザーを持ち、年間50億再生とこの分野でアジア最大だ。KDDIは2010年に同社を約50億円で買収した。
KKTVは動画配信でも同様のビジネススキームを目指す。台湾では現在、Netflixやアイチイー、Catchplayといった有力配信会社がビジネスに取り組んでいるが、日本のほか台湾、中国、韓国といったアジアの作品に力をいれることで差別化、事業拡大を目指す。

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