エイベックス第3Q収益厳しく アニメ事業は減収減益も黒字維持

ファイナンス決算

 音楽大手のエイベックスは、2021年4月6日に21年3月期第3四半期の決算を発表した。新型コロナ感染症の拡大はエンタテイメント業界にも影響を与えたが、とりわけエイベックスには影響が大きかった。
 第3四半期までの連結売上高は547億700万円で前年同期比45.5%減とほぼ半減した。また営業損失36億1000万円、経常損失381億円、当期純損失42億8400万円と損失金額も大きい。エイベックスは近年、音楽事業の中でもパッケージソフトよりもライブエンタテイメトの重点を置いていたことで、興行の延期や中止、縮小で痛手を受けた。
 期間中に著作権管理会社NexToneの株式の一部を売却、雇用調助成金が発生したが、自粛の影響や希望退職実施により特別損失をカバーできなかった。第4四半期には東京港区の本社ビル売却を予定しており、通期での損益は大幅に改善するとみられる。

 こうしたなかではあるが、アニメ・映像事業は減収減益ながら黒字を維持した。売上高は82億6100万円(26.2%減)、営業利益は1億2300万円(89%減)だ。
 下げ幅が大きかったのがアニメパッケージで、売上高21億9200万円(37%減)。それ以外のアニメノンパッケージは67億8900万円(12.1%)になった。
 期間中の主力タイトルは、アニメでは『おそ松さん第3期』、『フルーツバスケット 2nd season』。舞台・ライブでは『舞台 おそ松さん on STAGE』、『舞台 KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』、『KING OF PRISM SUPER LIVE Shiny Seven Stars!』の映像ソフトも発売されている。第4四半期も引き続き『おそ松さん第3期』、そして『ゾンビランドサガ Blu-ray BOX』に期待することになる。

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