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アニプレックスがf4samuraiと資本提携、「マギカ外伝」「ツイステ」の開発・運営会社
- 2021/2/1
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エンタメ大手のアニプレックスが、M&Aを通じた事業拡大に引き続き積極的だ。2021年2月1日、アニプレックスがf4samuraiと資本提携したことが明らかになった。株式の取得先、保有割合、譲渡価額などは明らかにされていない。
f4samuraiはモバイルオンラインゲーム・スマホアプリゲームの企画・開発と運営を中心に手がける企業だ。アニプレックスとはスマートフォンアプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』と『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の開発・運営でビジネスパートナーの関係にある。f4samuraiはこのほかセガネットワークス向けの『オルタシオ・サーガ‐蒼の騎士団‐』、『アンジュ・ヴィエルジュ ~ガールズバトル~』といった人気作品もある。
f4samuraiは、野村総合研究所出身者の金哲碩(代表取締役(CEO))、田口堅士(取締役(COO))、松野洋希(最高技術責任者(CTO))の3人が2010年に立ち上げた。モバイルゲーム・スマホアプリゲーム開発を中心に事業構築、成長を続けている。現在は東京・秋葉原UDXに本社を構える。
当初はセガやベンチャーキャピタルファンドであるサムライインキュベートなどから出資を受けていた。長らくセガサミーグループの連結子会社であったが、2020年12月に経営陣3人がセガより株式の一部を買い取り、持分適用法会社に変更されたばかりであった。この後、直ぐにアニプレックスとも資本提携をすることで、独立性を強めたかたちだ。
アニプレックスはアニメの企画・製作を中心に、幅広く周辺事業を手がけている。近年はスマホアプリゲーム『Fate/Grand Order』のヒットから急成長を遂げている。国内外での積極的なM&Aも特徴で企業買収や資本提携も相次ぐ。
2017年8月にリリースした『マギカ外伝』、20年3月にリリースした『ツイステッドワンダーランド』は、『FGO』に続くスマホアプリゲームの大型タイトルである。いずれもすでに大きなヒットとなっている。アニプレックスにとってはグループの重要なIPとなる。
アニプレックスは今回の資本提携について、f4samuraiの独立性を尊重し、関係構築することでゲームビジネスのさらなる充実と拡大を目指すとしている。より近い関係をも持つことで、長期的にビジネスを維持する狙いがありそうだ。