ブシロード2021年6月期、第1Qは増収赤字、舞台公演中止が影響

ファイナンス決算

 エンタテイメントの総合企業ブシロードが、2020年12月15日に21年6月期第1四半期決算を発表した。新型コロナ禍の逆風の中ではあるが、連結売上高は89億7100万円と前年同期を8%上回り、引き続き成長を続けた。
 一方で利益面では営業損失が8200万円、経常損失が9300万円、当期純損失が1億5400万円と赤字に転落した。ライブIP事業での劇団飛行船の舞台公演中止が響いた。また大型IPの「D4DJ」の立ち上り時期と重なり、一時的に宣伝販促費が増加したことも影響した。

 TCGやゲーム、アニメなどのデジタルIP事業は、売上高が11.1%の伸びで66億5100万円。ただし営業利益は99.5%減の300万円だった。TCG(トレーディングカードゲーム)部門、MOG(モバイルオンラインゲーム)部門は好調であったが、MD(マーチャンダイジング)部門とリアルイベント部門が伸び悩んだ。
 TCG部門は、「カードファイト!! ヴァンガード」と「五等分の花嫁」の新商品を出した「ヴァイスシュヴァルツ」が好評を博した。また東アジアと北米などの海外販売も伸びて好調だった。
 MOG部門は、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」が好調。新作アプリゲーム「D4DJ Groovy Mix」をリリースした。12月15日までに80万ダウンロードを突破している。
 一方でMD部門は、販売店舗の在庫圧縮が響いた。またリアルイベントも来場数制限で伸び悩んだ。

 ライブIP事業は、売上高23億2000万円(0.0%増)、営業損失が9100万円である。堅調だったのは音楽部門の音楽ソフトで、ライブ・舞台もリアルイベントを本格的に再開した。しかし観客数の制限もあり利益確保に届かなかった。
 スポーツ部門でも有人で41回の興行を実施するなど、リアルイベントを戻している。観客数の制限はあるが低コストで開催できることから売上は堅調だった。さらにオンライン配信で「新日本プロレスワールド」の有料会員数が過去最高の約11万人に達するなどスポーツ部門全体では黒字だった。

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