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2019年の米国Netflix、最も観られたノンフィクション1位は「こんまり」
- 2020/1/3
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年末に日本では最も視聴された番組が『全裸監督』であることを明かし、注目されたばかりのNetflix。しかし年間ランキングは日本だけでなく、同じ12月30日に米国でも発表されている。
米国の総合ランキング1位は、2019年6月に配信を開始したミステリーコメディ『マーダー・ミステリー』だった。本作は海外では高い人気を博したが、日本ではどのジャンルのランキングにも挙がらなかった。同じNetflixの視聴者でもその好みは日米で相当異なっている。米国では逆に『全裸監督』は、ランキングに姿見せていない。
日米双方の総合ランキングに挙がったのは、2作品である。アクション映画『6アンダーグラウンド』は、日米ともに3位、そして異世界を舞台にした冒険ファンタジー小説が原作の『ウィッチャー』が米国6位、日本9位である。
米国総合2位は『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』、80年代を舞台にしたSFサイコドラマは日本でもカルトな人気を誇るがシリーズ部門の8位だけにとどまる。
4位は今後Netflixからタイトルを引きあげるとしているディズニー/ピクサーの『インクレディブル・ファミリー』、人気アニメーション映画が視聴の大きな魅力になっていることがわかる。しかし逆に『インクレディブル・ファミリー』以外は全てNetflixオリジナルである。またランキングからは映画がよく観られていることが分かる。
【Netflix最も観られた作品 TOP10(日本米国)】
1. マーダー・ミステリー
2. ストレンジャー・シングス 未知の世界 3
3. 6アンダーグラウンド
4. インクレディブル・ファミリー
5. アイリッシュマン
6. ウィッチャー
7. トリプル・フロンティア
8. テッド・バンディ
9. アンブレラ・アカデミー
10. ザ・テキサス・レンジャーズ
シリーズものでは、上位から『ストレンジャー・シングス』、『ウィッチャー』、そしてアメコミ原作で異色のヒーローチームが活躍する『アンブレラ・アカデミー』と続く。上位3作品はSF・ファンタジーだが、トップ10にはコメディやシリアスドラマなどバラエティたっぷりだ。
さらにランキング作品は全てNetflixオリジナルである。それだけに他局で人気のアメコミ原作は先の『アンブレラ・アカデミー』と10位の『レイジング・ディオン』のみだ。
日本関連ではノンフクション部門トップの『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』だろう。片づけコンサルタントの近藤麻理恵が米国の一般家庭に訪れて、生活のなかの大切なことの気づきを与える。社会現象とまで言われたが、数字でも人気ぶりを実証した。
日本のランキングにあったアニメ部門は、米国では設けられていない。このため米国でどんな作品がよく観られているか、今回は確認できなかった。