エンタテインメント関連商材のハピネットは、2017年9月25日に2018年3月期第2四半期決算の連結業績予想を上方修正した。当初770億円として売上げを830億円に変更したほか、営業利益を12億円から16億円、経常利益を11億円から15億円、さらに当期純利益を7億円から9億円に引き上げた。
変更幅は利益面でとりわけ大きく28%から36%になっている。さらに前年比では営業利益、経常利益とも倍増の勢いになる。
業績好調の理由は、今年3月に任天堂から発売された新型ゲーム機「Nintendo Swich」である。ゲーム機本体に加えて関連ソフトがヒットしている。任天堂の関連商材の流通を得意とするハピネットに、恩恵が広がった。ハピネットは、玩具、映像音楽ソフト、ゲーム機・ソフトの中間流通大手として知られている。
ただし、通期決算については、業績予想の変更はしなかった。ハピネットの事業がクリスマス、年末年始商戦に偏重しているため、こうした勢いが今後も続くか見極めるためとみられる。