アニメ「ツイステ」や「キャッツ・アイ」リメイク ディズニーが新作ラインナップ発表

「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」

 ウォルト・ディズニー・カンパニーは2024年11月20日と21日の2日間、シンガポールのマリーナベイ・サンズにて「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」を開催した。グループが今後展開する劇場映画、配信作品を一挙に紹介するものだ。
 ラインナップにはディズニー、20世紀スタジオ、サーチライト・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルムからの作品が並び、制作体制の充実ぶりを見せつけた。
 さらに幅広い作品群、話題作、オリジナル作品はグループスタジオからだけに限らない。配信部門「ディズニープラス」の「スター」では世界各国の多様な作品が並び、日本アニメからもあっと驚くタイトルが飛び出した。

 日本アニメでは、まずは人気アプリゲーム「ツイステッドワンダーランド」のアニメ版『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』が話題だ。2021年10月にアニメ化決定が告知以来、3年以上新たな情報が途絶えていたが、今回2025年10月よりディズニープラスが独占配信することが発表された。
 「ツイステッドワンダーランド」はディズニーのアニメーション映画に登場する悪役にインスパイアされたイケメンが登場する日本で開発されたアプリゲームで、とりわけ若い女性から支持が高い。日本発でディズニーが世界に届けるアニには、まさにぴったりだろう。
 注目されるのは、当初よりシーズン1から3までが決まった長期シリーズであること。本作への高い意気込みが感じられる。総監督は名取孝浩、監督に片貝慎、脚本には加藤陽一が起用される。またアニメーション制作は、CGアニメで定評のあるグラフィニカ、老舗のアニメスタジオゆめ太カンパニーが担当する。

 もうひとつのビッグニュースは、今回新たにプロジェクトが明らかなった『キャッツ♥アイ』だ。『キャッツ・アイ』は北条司が原作の人気マンガ、1980年代初めにテレビアニメ化され大ヒットになっている。この新たにアニメシリーズとなれば、日本だけでなく世界から注目を浴びそうだ。2025年に独占配信を開始する。
 2025年はこの他にも、話題のアニメタイトルが並ぶ。スケートに挫折した青年とスケートに憧れる少女の出会いから始まる『メダリスト』、戦隊チームをダークに描く『戦隊大失格』 のセカンドシーズン。『BULLET/BULLET』は、『呪術廻戦』で名を上げた朴性厚監督のオリジナル企画で近未来アクションアニメとなる。
 また「スター・ウォーズ」の世界観をテーマにしたアニメアンソロジー『スター・ウォーズ:ビジョンズ』 の第3弾にはデイビッドプロダクションズ、神風動画、ANIMA、キネマシトラス、ポリゴン・ピクチュアズ、プロダクション I.G、プロジェクトスタジオ Q、TRIGGER、ウィットスタジオが参加する。

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