コロナ禍の世界経済の混乱をくぐり抜けて、日本アニメの世界市場が再び成長軌道に向かっている。アニメ事業者の団体である一般社団法人日本動画協会は、2022年の産業統計・調査をまとめた「アニメ産業レポート2023」を2023年12月14日に刊行する。
本レポートによれば、2022年の日本アニメの国内と海外を合わせた関連市場は2兆9277億円となった。前年比では6.8%増と高い伸びとなった。世界市場は3兆円を目前とし、動画協会の調査開始以来、過去最高を更新した。10年前の2013年の1兆4769億円比では、およそ2倍になる。
「アニメ産業レポート2023」ではアニメ市場全体、アニメ産業内のビジネス規模、さらに「TV」「劇場」「ビデオパッケージ」「配信」「商品化」「プロモーション」「音楽」「ライブ」の各分野、そして海外動向を分析している。また事業者へのアンケートによる、現場から生の声も多く収録されてるのは貴重だ。
A4サイズ120Pには、折込図表4面のほか多数の図表が掲載されている。アニメ産業の現状把握に役に立つだろう。
価格は税込み2万2000円。SPIインフォメーションのサイトからダウンロード版が購入できる。冊子版は東京秋葉原の「AKIBA INFO.×TOKYO ATOM–INFORMATION&SHOP–」、渋谷の「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」、さらに「京都国際マンガミュージアム ショップ」で購入できる予定だ。
また2023年12月25日には、東京・池袋にて刊行記念セミナーを開催する。産業レポートの執筆陣が、2022年から23年のアニメ産業の最新レポートを解説する。
参加は「アニメ産業レポート2023」の購入者が対象で無料、「アニメ産業レポート2023」は会場でも特別価格2万円(税込)で購入可能だ。12月22日までにメールにて申し込む。詳細は日本動画協会の公式サイトにて。
アニメ産業レポート2023」刊行 及び、 「刊行記念セミナー」開講のお知らせ
https://aja.gr.jp/info/2251